「足先は冷たいのに、顔だけ暑くなる」「急に汗が出るので、厚着をするとつらい」
更年期の時期には、冷えと暑さの両方に悩むことがあります。周りの人と体感が違い、服装や室温の調整に迷う方もいるのではないでしょうか。
こうしたときの温活は、いつも全身をしっかり温めることを目標にする必要はありません。今回は、冷えとのぼせが気になる時期の過ごし方と、よもぎ蒸しを取り入れる際の考え方をご紹介します。
更年期には、冷えもほてりも起こることがあります
更年期とは、閉経の前後約5年ずつ、合わせて約10年間を指します。この時期には女性ホルモンの変化に加え、生活環境なども関わり、さまざまな不調が現れます[1]。
汗をかきやすい、腰や手足が冷える、疲れやすい、眠りが浅いなど、症状や程度には個人差があります。「更年期なら、みんな同じようにつらい」というわけではありません。
また、冷えは必ずしも女性ホルモンの低下だけが原因ではありません[2]。年齢だけで「更年期だから」と決めつけず、続く不調は医療機関で相談することも大切です。
足元が冷えるときも、全身を温めすぎない工夫を
足元の冷えが気になって厚着をしたところ、上半身のほてりがつらくなる。そんな場合は、衣服を部分ごとに調整してみましょう。
例えば、足元には靴下やひざ掛けを使い、上半身は脱ぎ着しやすい薄手の重ね着にします。顔がほてるときに使える小さな扇風機や、汗を拭くタオルを用意しておく方法もあります。
NHSの更年期のセルフケア情報でも、軽い服装や寝室を涼しくすること、扇風機の利用などが紹介されています[3]。「冷やしてはいけない」と我慢するより、そのとき楽に過ごせる環境を選びましょう。
更年期のよもぎ蒸しは、体調に合わせて考えましょう
よもぎ蒸しは、薬草を煮出した蒸気で体を温めながら過ごすケアです。ただし、更年期症状を治療したり、女性ホルモンの分泌を回復させたりする効果が確立しているわけではありません。
冷えが気になる日でも、ほてりや発汗、動悸、めまいが強いときは、さらに温めることでつらくなる可能性があります。そうした日は利用を見合わせ、症状に応じて医療機関へ相談しましょう。
ご利用の際も、熱さや汗の量を目標にする必要はありません。途中で暑い、息苦しい、気分が悪いと感じたら、すぐにスタッフへお知らせください。
通院中の方やお薬を使用している方には、主治医への確認をおすすめします。
今日からできる、体感に合わせた4つの工夫
体調を短く記録する
冷えやほてりが出た時間、その前にしていたこと、睡眠や月経の様子を簡単にメモしてみましょう。「会議中にほてりが出やすい」「夜中の汗で目が覚める」など、困る場面を整理すると、受診時にも伝えやすくなります。
飲み物は、無理に熱くしない
温活のために熱い飲み物を飲む必要はありません。熱い飲み物やカフェイン、飲酒などがほてりのきっかけになる方もいます。ご自身の反応を見ながら、飲みやすい温度や種類を選びましょう。
寝具も調整しやすくする
厚い布団一枚で調整しにくい場合は、薄手の掛け物を組み合わせる方法があります。寝汗をかいたときに替えられる寝間着も用意して、暑さを我慢せず休める環境を整えましょう。
無理のない運動を続ける
散歩や軽い筋力トレーニングなど、体調に合う運動を生活に取り入れましょう。更年期以降の骨や筋肉の健康を支えるうえでも大切です。運動で必ずほてりがなくなると考えず、続けやすさを優先してください。
生活に支障があるときは、婦人科へ相談を
眠れず仕事に集中できない、汗やほてりで外出がつらい、気分の落ち込みが続く。そんなときは、セルフケアだけで頑張らず婦人科へ相談してください。
更年期の不調には、ホルモン補充療法や漢方薬など、症状と体の状態に応じた治療の選択肢があります[1]。どの方法が合うかは、持病やこれまでの病歴、ご本人の希望も踏まえて医師と相談します。
発汗や動悸、冷え、疲れやすさは、甲状腺の病気などでもみられます[4]。いつもと違う症状や長引く不調を、すべて更年期のせいにしないことも大切です。
浜松市で、その日の体調に合わせた温活を
整体院モチベイト・よもぎ蒸しサロンでは、冷えの感じ方だけでなく、ほてりや汗、当日の体調についてもおうかがいしています。
蒸し草は、美容向け・婦人科系向け・発汗向けのブレンドとモリンガの4種類(ブレンドも可)です。これらの名称は、更年期症状への治療効果を示すものではありません。
生理中のよもぎ蒸しはお休みです。セットメニューは「整体→よもぎ蒸し」の順ですが、その日の状態によっては温めるケアを見合わせることも含めてご相談いただけます。
「冷えるけれど、温めると暑くなりそう」と迷う場合も、ご予約前に公式LINEからお問い合わせください。その日の体感を大切にしながら、無理のない過ごし方を考えていきましょう。
参考文献
[1]厚生労働省「働く女性の心とからだの応援サイト」. 更年期症状 https://www.bosei-navi.mhlw.go.jp/health/menopause.html
[2]日本女性医学学会. よくある女性の病気「冷え」 https://www.jmwh.jp/n-yokuaru4-hie.html
[3]NHS. Things you can do to help menopause and perimenopause symptoms(2026年レビュー) https://www.nhs.uk/conditions/menopause-and-perimenopause/things-you-can-do/
[4]日本産婦人科医会. 更年期障害の検査・診断 https://www.jaog.or.jp/note/%EF%BC%881%EF%BC%89%E6%9B%B4%E5%B9%B4%E6%9C%9F%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E3%81%AE%E6%A4%9C%E6%9F%BB%E3%83%BB%E8%A8%BA%E6%96%AD/
※よもぎ蒸し・整体は医療行為ではありません。体の感じ方には個人差があります。一般的な情報であり、個別の診断・治療に代わるものではありません。参考文献確認日:2026年10月24日。