「よもぎ蒸しを何回か試してみたけれど、汗も出ないし、あまり効果を感じられない…」
そんな声をいただくことがあります。
でもその多くは、「効果がない」のではなく、「体が受け取れる準備がまだ整っていない」状態です。
そして、体がその準備を整えるには、温めと並行して“日常の整え”をすることが大切なのです。
🌿 なぜ“温めても効果を感じない”のか?|専門的視点から見る3つの原因
✅ 1. 体温調節機能の低下
人間の体には本来、「寒ければ温まる」「暑ければ冷やす」という自己調整機能があります。
これは視床下部という脳の司令塔が担う働きで、いわゆる**体温の“サーモスタット機能”**です。
しかし、慢性的な冷え・ストレス・運動不足などが続くと、
このサーモスタットがうまく働かなくなり、体が“温めよう”という反応を起こしづらくなるのです。
その結果、よもぎ蒸しで温めても「温かさを感じない」「汗をかかない」という状態が起こります。
✅ 2. 自律神経の慢性的な緊張
自律神経には、活動時に働く交感神経と、リラックス時に働く副交感神経があります。
通常、よもぎ蒸し中は副交感神経が優位になり、
全身の血流が増えて、体が“ゆるみ、温まる”状態に入っていきます。
しかし、日常的なストレスや睡眠不足により、交感神経が強く優位なままの方は、
温めても「体が緊張したまま」→「血流が巡らない」→「温かさを感じない」
という悪循環に陥ってしまいます。
✅ 3. 内臓血流の慢性低下と「腸冷え」
人間の血液の約40%は、消化管や肝臓などの内臓に分布しています。
そのため、よもぎ蒸しで「内臓の血流を温める」ことは極めて重要です。
しかし、冷たい飲食・運動不足・低体温が続くと、
内臓への血流が不足し、腸や子宮が冷えたままの状態に。
これでは、温めても一時的な表面の熱で終わってしまい、
「深部からの変化」を感じにくくなります。
🌿 「効く体」に変えていくセルフケア3選(専門的根拠付き)
🟩 1. “温感受容体”を刺激する白湯習慣
内臓を冷やすと、TRPV1という温度センサーが鈍くなり、
体が「温まっていることに気づかない」状態になります。
朝と就寝前に白湯を飲むことで、この受容体が刺激され、
体温調節機能が少しずつ回復し、“温かさを感じる体”へと再教育されます。
👉 ポイント:40〜50℃程度の白湯をゆっくり、口の中で感じながら飲むと効果的。
🟩 2. 「深部体温」が上がる夜の湯船入浴(最低10分)
深部体温は、外から温めるだけでは上がりにくく、
湯船などで全身をじんわり包み込むことが最も有効です。
入浴を習慣にすることで、基礎体温そのものが高まりやすくなり、よもぎ蒸しの効果を受け取りやすい体になります。
👉 ポイント:38〜40℃のお湯に10分以上、みぞおちまで浸かるのが目安。
(副交感神経が優位になりやすい温度帯です)
🟩 3. 内臓血流を高める「腹式呼吸」+「お腹マッサージ」
横隔膜の動きを使って呼吸をすると、腹部に適度な圧がかかり、
腸や子宮への血流が促進されます。
また、手のひらで優しく「の」の字マッサージをすることで、
腸の動きも活性化し、巡りのよい内臓環境が整います。
👉 ポイント:入浴後や寝る前に、呼吸とセットで5分実施。
お腹がふわっと柔らかくなるのを感じることが変化のサインです。
🌿 「温める」と「整える」を組み合わせて、“感じる体”に
よもぎ蒸しを効果的にするには、
「温めた体を日常でどう扱うか」がとても大切です。
よもぎ蒸しは決して一時的なリラックスではなく、
体質・自律神経・内臓のコンディションまで整えてくれる力を持っています。
でもそれを“受け取れる体”に育てるには、
日々のセルフケアの積み重ねが欠かせません。
🌿 まとめ:効かないのではなく、まだ“育ち途中”なだけ
効果が感じにくいときは、
「よもぎ蒸しが合わない」のではなく、
**「あなたの体が、今ようやく変わり始めているサイン」**と捉えてください。
焦らず、比べず、コツコツと。
温活+セルフケアの二刀流で、
“変化を実感できる体”を一緒に育てていきましょう🌿
整体院モチベイト・よもぎ蒸しサロン
パーソナルジム スクオスジム
代表 馬渕
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