「運動会のリレーで、もっと速く走りたい!」
「サッカーで、相手より先にボールに追いつきたい」
「うちの子、走り方がなんだかバタバタしていて…」
そんな声を、子どもからも保護者の方からもよく聞きます。
足の速さは生まれつきだけで決まるもの、と思われがちですが、走るための体の使い方は練習で身につけていくことができます。今回は、小学生のみなさんが家でもできる「走りの基礎トレーニング」を紹介します。保護者の方も、ぜひ一緒に読んでみてください。
速く走るために大切なこと
速く走るためには、「たくさん走る」だけでなく、次のような体の使い方が大切だといわれています。
・姿勢:頭からかかとまでが一本の線になるように、まっすぐ立てているか
・腕ふり:ひじを曲げて、前後にしっかりふれているか
・足の着き方:体の真下あたりに足を着いて、地面をポンとおせているか
・リズム:左右の足をテンポよく入れかえられているか
小学生の時期は、神経の発達がさかんで、いろいろな動きを覚えやすい時期といわれています。重いおもりを使った筋トレよりも、正しい動きをくり返して体に覚えさせることを大切にしましょう。
まずは自分の走り方をチェックしてみよう
ここからは、走るのが速くなりたいキミに向けて話すね。
おうちの人に、走っている姿をスマホで横から動画にとってもらおう。見るポイントは3つだよ。
・体が後ろにのけぞったり、前にかがみすぎたりしていないかな?
・腕が横にふられていたり、ほとんど動いていなかったりしないかな?
・足を体よりずっと前に着いて、ブレーキをかけるような走り方になっていないかな?
自分の走りを見るのは、ちょっとはずかしいかもしれないけど、どこを直せばいいかがわかる大事な一歩だよ。
家でできる走りの基礎トレーニング
どのトレーニングも、まわりに物がない広い場所でやろう。回数よりも、正しい形でできているかを大切にしてね。どこかが痛いときは、無理をしないでお休みしよう。
1. まっすぐ立つ練習(壁立ち)
かかと・おしり・背中・後頭部を壁につけて、30秒まっすぐ立ってみよう。おなかに軽く力を入れて、あごを引くのがポイント。これが走るときの「いい姿勢」のもとになるよ。1日2〜3回やってみよう。
2. その場で腕ふり
ひじを90度くらいに曲げて、その場で腕を前後にふるよ。前は顔の高さくらい、後ろはひじがしっかり後ろに引けるところまで。肩に力が入りすぎないように、リラックスしてね。10秒ふって10秒休む、を3回やってみよう。
3. その場ももあげ
背すじをのばしたまま、その場でももを交互にあげるよ。はじめはゆっくり、足の裏全体ではなく、母指球(足の親指の付け根あたり)で軽く床をおすイメージで。10秒×3回が目安。腕ふりもいっしょにできたらバッチリ!
4. スキップ
外の安全な場所で、大きくはずむスキップを10〜15メートルくらい、3〜4本やってみよう。腕を大きくふって、地面をポンとはじくように。リズムよく体を動かす練習になるよ。
5. つま先ジャンプ(なわとびのイメージ)
その場で、ひざを軽くゆるめたまま、小さくリズムよくジャンプするよ。かかとを強く床につけないように、ポンポンとはずむ感じで。10回×2〜3セットからはじめよう。
保護者の方へ:ご家庭で気をつけたいこと
・トレーニングは1日10〜15分程度でも十分です。毎日少しずつ続けることを大切にしてください。
・すねやひざ、かかとなどに痛みが出たときは中止し、痛みが続く場合は整形外科(できればスポーツ整形外科)で診てもらいましょう。
・フローリングの上でジャンプをする場合は、すべりにくい靴下を使う、マットを敷くなど、安全に配慮してください。
・「もっと速く」と結果を急ぎすぎず、「腕ふりがよくなったね」など、できたことをほめてあげると、子どものやる気につながります。
・睡眠や食事も、体づくりには欠かせません。生活のリズムも一緒に整えていきましょう。
速さの伸び方には個人差があり、成長のタイミングによっても変わります。ほかの子と比べるより、お子さま自身の変化を一緒に楽しんでいただければと思います。
スクオスジムでのサポート
走り方は、体のかたさや筋力のバランス、姿勢のクセなどにも影響を受けます。自己流で練習を続けていると、すねやひざ、かかとなどに負担がかかってしまうこともあります。
スクオスジムでは、国家資格を持つトレーナーが、お子さまの姿勢・柔軟性・体幹の安定性・走る動きなどをチェックし、その子に合ったトレーニングをお伝えしています。ケガをしにくい体づくりと、パフォーマンス向上の両方を大切にしながらサポートしています。初回は保護者の方もご一緒に、評価結果と今後の方針を聞いていただけます。
「もっと速く走りたい」という気持ちを、ケガなく伸ばしていくお手伝いができればうれしいです。気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
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※この記事は一般的な情報です。体の状態や成長には個人差があります。痛みがある場合は医療機関で診てもらってください。